排卵日と妊娠の関係って?

排卵日 妊娠

排卵日と妊娠の関係って?

監修:石原 理(いしはら おさむ)
埼玉医科大学 産科婦人科学教室 教授(婦人科・生殖医療担当診療部長)/埼玉医科大学総合医療センター 教授

Contents

1.もっとも妊娠しやすいといわれるのが、「排卵日」の前後。

妊娠を望む人にとって、妊娠しやすいタイミングを知っておくことはとても大切。その時期を知るためにポイントとなるのが「排卵日」です。排卵日とは、文字通り「排卵」が起こる日で、この前後が最も妊娠しやすいといわれています。排卵日を確実にとらえ、タイミングを合わせることで妊娠の確率を高めることができるのです。

その時期を逃さないためには?

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2.「排卵日」っていつのこと?

排卵日

月経周期は個人差がありますが、28日前後の方が多数です。この間に、女性ホルモンの指令のもと、女性の体の中ではさまざまな変化が起こり、妊娠のための準備が整えられています。この期間で、唯一妊娠可能な時期はわずか排卵日前後の数日のみ。体内で起こっている変化を知り、妊娠しやすいタイミングをとらえることで妊娠の可能性が高まります。

  • 月経

    受精卵が子宮に着床しないと子宮内膜がはがれ落ち、血液とともに排出されます。これにより新たな月経周期が始まります。約3〜7日間続く場合がほとんどです。

  • 卵胞期

    卵巣にある原始卵胞が発育し、成熟する時期。子宮内膜を厚くして妊娠する準備をします。月経開始から約14日間が標準的です。

  • 排卵

    黄体形成ホルモン(LH)の働きにより、卵巣から卵子が飛び出し受精を待ちます。この前後が月経周期の中で唯一妊娠が可能なときです。

  • 黄体期

    排卵から次の月経の直前までの期間をさします。体温が上がるいわゆる「高温期」です。黄体期は受精がなければ約14日間続き月経の直前に終わり、受精があり着床すると妊娠となります。

3.排卵のしくみ

排卵

約1ヵ月に1回卵巣から卵管へ卵子が放出されることを「排卵」といいます。月経周期が一般的な28日周期の女性の場合、次の月経開始予定日から約14日前に起こります。(※月経周期によって異なります。)

  1. 1. 卵胞の成長

    卵胞の成長

    女性が生まれたときから持っている卵胞(卵子が入っている袋のようなもの)の中から、毎月数個が選ばれ卵巣の中で排卵に向けて育っていきます。

  2. 2. 着床の準備

    着床の準備

    卵胞は卵胞ホルモン(エストロゲン)を分泌して、子宮内膜に働きかけ子宮内膜を厚くしていきます。

  3. 3. 排卵

    排卵

    受精するために必要な厚さまで子宮内膜が増すと、脳からの指令によって卵巣から卵子が飛び出て卵管に入り、受精を待ちます。

  4. 4. 卵胞の変化

    卵胞の変化

    卵子が出た後の卵胞は黄体に変わり、そこから黄体ホルモンが分泌されます。さらに子宮内膜をフカフカにするように働きかけます。
    →受精して着床したら妊娠成立

  5. 5. 月経

    月経

    卵子と精子が出会えないと、受精のために厚くした子宮内膜はいらなくなるため、剥がれ落ちて血液とともに排出。これが月経(生理)です。

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