妊活を知ろう

排卵日 妊娠

妊活を知ろう

監修:石原 理(いしはら おさむ)
埼玉医科大学 産科婦人科学教室 教授(婦人科・生殖医療担当診療部長)/埼玉医科大学総合医療センター 教授

Contents

1.妊活って何をするの?

妊活 妊活とは、妊娠についての知識を身につけ、生活習慣を見直し、体質改善しながら妊娠力を高めていく活動のこと。今すぐに妊娠を望む人だけでなく、将来を見据えて準備することまで含まれ、医療機関における不妊治療よりも広い取り組みとして、近年知られるようになりました。妊娠は女性がするものですが、「妊活」は男女ともにするもの。2人のペースで、楽しくポジティブに取り組んでいきましょう。

2.妊娠しやすい体づくりの秘訣

妊活の基本は、心身ともに健康的な生活を送ること。生活習慣を改め、新陳代謝を高めて体の基礎をつくりましょう。生殖器官の働きも活発になることで、妊娠力アップにつながります。

  • POINT 1生活リズムを整える

    生活リズム

    体内時計にあった生活リズムをつくり、体に余計な負担をかけずに過ごします。夜早く眠れないという人は、“早起き早寝”でリズムを整えて。

    • ・休日の寝だめは普段の睡眠リズムを狂わせ、ホルモンや自律神経のバランスを乱すので避ける。
    • ・寝る前にスマートフォンやパソコンの画面を見ないように。夜にブルーライトを浴びると睡眠リズムに影響し、寝ている途中で目が覚めてしまうことが。
  • POINT 2規則正しい食生活

    食生活

    1日3回、なるべく決まった時間に食事をとるようにしましょう。食事のリズムが、生活全体のリズムにも影響します。

    • ・フルーツやヨーグルトだけでも良いので、朝に食べる習慣を身につける。
    • ・夕食時間が遅くなったら、消化の良いものを食べる。
  • POINT 3冷え対策

    冷え症の人は、血行不良を起こしやすく、子宮や卵巣の機能に影響を及ぼしやすくなります。日頃から体を温める工夫をしましょう。

    • ・露出の多い服を避け、手足や腰、首回りなど冷えやすい部分を温める。締めつける下着も避ける。
    • ・体を温める食べ物をとり、体の中から温めるように。
  • POINT 4適度な運動

    運動

    子宮や卵巣の状態を良くするためには、適度な運動をしましょう。血行が促進され、正常なホルモンバランスを維持することにつながります。体力強化、ストレス解消、肥満防止などの効果も。結果として妊娠力アップにも!

  • POINT 5ストレスをためない

    過度なストレスは、自律神経のバランスを崩し、月経不順や排卵障害などを引き起こします。男性の場合は勃起不全や射精障害にもつながることが。自分に合った対処法を見つけましょう。

男性も女性もタバコは、すぐにストップ。お酒は、ほどほどに!

タバコ

喫煙は血流を悪くしたり、ホルモンの分泌量を減少させるなど、妊娠を阻害する要因になります。胎児の先天性異常や発育に影響を及ぼすことも。さらに、男性の場合は、精子の数の減少や質の低下につながるとされています。男女ともにいい影響はありません。また、お酒の量にも注意を。過度に摂取すると、男女ともに生殖機能が低下することにつながります。

3.妊活は、気負わず楽しく、をモットーに。

妊活をしていると、「これはしちゃダメ」「あれを食べなくちゃ」「夫が協力してくれない」など悩みが多くなりがちですが、妊活自体がストレスにならないよう、ある程度気楽に構えましょう。
たとえば、バランスの良い食事のために料理教室に通う、運動のためにフラダンスやバレエをはじめるなど、好きなこと、ワクワクすることを妊活と結びつけたり、パートナーと一緒にできることを見つけたり。楽しく過ごすことが、心身ともに健康な妊活につながります。

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