妊活セミナーレポート

主催/武田薬品工業
企画協力/シティリビング 2017年3月開催

「働く女性のための妊活セミナー」レポート

妊娠への第一歩は
“排卵日”を知ること

主催/武田薬品工業 企画協力/シティリビング

2017年3月7日に東京・日本橋で行われた
「働く女性のための妊活セミナー」。
将来の妊娠を望む女性たちが学びました。
その内容をレポートします。

中村はるね先生

中村はるね先生

はるねクリニック銀座理事長。
婦人科診療と不妊・不育症の治療をメインに、女性の健康を心と体の両面からサポ-ト

妊娠を望む人にとって
重要なのは“排卵日”

将来、妊娠を望むならば、その正しい知識を早くから身につけておくとよいですね。3月7日に東京・日本橋で「働く女性のための妊活セミナー」が、女性限定で和やかな雰囲気の中、開催されました。

登壇したのは、はるねクリニック銀座理事長の中村はるね先生。「妊娠への第一歩は“排卵日”を知ること」をテーマに講演しました。

「30代前半の人ならば、ちゃんと生理があって卵子があれば大丈夫です」と長年の経験から語られるエールでスタート。「不妊症の原因は、女性、男性ともに考えられ、医学的に分かっていないこともあります。原因がたくさんあることをまずは覚えておいてください」

高齢になるにつれて妊娠しづらくなるのは、卵子の減少と質の低下のため。「出生時に200万個あった卵子は、初経時に30~40万個、35歳では数万個まで減少します」。妊娠を望むなら、タイミングをしっかりつかむことが重要です。「黄体形成ホルモン(LH)の大量分泌(LHサージ)から約40時間以内に排卵が起こります。生理予定日、排卵の有無を知るために基礎体温を付けている人も多いと思いますが、排卵日を前もって知るには、この“LHサージ”を捉えることが大切。今は自分で使える検査薬もあります。より的確なタイミングで夫婦生活を持つことができるので、活用するのも手です」

真剣に耳を傾けました

パートナーと協力し合い妊娠に向けた体づくり

妊娠のメカニズムを学んだ後は、質疑応答。「妊娠しやすい体づくりのために日常で気をつけることは、体を温めて血行をよくすること。女性は冷えすぎ、男性は温めすぎに注意を。バランスのとれた食生活も大切。葉酸を含む野菜や、納豆、豆腐などの大豆製品、青魚などを、バランスよく食べて、適正体重を維持しましょう。また、男女ともタバコは絶対ダメ。お酒も控えめにしましょう」と、具体的なアドバイスが。

「ストレスをためすぎないのも大切です。不妊治療に入ると1、2年があっという間。妊娠しないことがストレスになるので、そういうときは、趣味の時間や旅行など、妊活をひと休みすることをオススメします。パートナーに相談しながら、おおらかに妊娠を目指しましょう」

参加者に聞きました 妊活を意識し始めたタイミングは? 1位:結婚を機に 2位:年齢 3位:夫(パートナー)と相談して

基礎体温と
排卵日の関係は?

排卵日を知るために基礎体温を付けている人も多いのでは。基礎体温では体温の上昇を捉えた後に、排卵が起きたことがわかります。対してLHサージは、排卵が起こるサイン。排卵日予測検査薬はこのLHサージを捉えることで、排卵日を事前に把握でき、夫婦生活のベストタイミングを押さえることができます。

基礎体温と排卵日の関係図

妊娠しやすいのはいつ?

LHの上昇=LHサージ(左図参照)から約40時間以内に排卵が起こります。排卵前後に数回、1日おきに夫婦生活を持つようにしましょう。精子と卵子の寿命には大きな差があるので、性交のタイミングは重要。夫婦の足並みをそろえることが大切です。

精子と卵子の生存期間

高齢に伴う不妊はなぜ?

加齢に伴う卵子の数の減少と、卵子の質の低下が原因です。卵子は排卵・月経の有無にかかわらず1カ月に1000個減少しています。これは個人差が非常に大きいですが、35歳頃から少しずつ落ちて、37歳くらいから減少速度が速くなります。また、35歳を過ぎると卵子が老化してきます。妊娠率は26歳~34歳で変化は少ないですが、35歳を境にがくっと下がります。

加齢に伴う卵子の数の減少図

排卵とホルモンの関係は?

排卵は卵巣で起こりますが、卵胞刺激ホルモン(FSH)と、黄体形成ホルモン(LH)という2つの性腺刺激ホルモンによって脳から指令が出ています。FSHが卵(卵胞)の成長を促進、卵が成熟したら、エストロゲンが分泌され、排卵へ向けて準備をします。準備が整ったら、LHが分泌されて、卵子が放出されます。排卵後に分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)は妊娠の準備をするホルモンで、温度を上げる作用があるため、基礎体温が上がります。

排卵とホルモンの関係図

妊活について何から始めればいいのかわからなかったので、やるべきこと、やらなくてはいけないことが少し明確になってよかった。私はまず、運動、冷え性の改善、ストレスをためない生活をしたいと思います。

34歳

排卵について具体的に知ることができ、今後のことを考えるきっかけになりました。排卵日のタイミングをちゃんとつかみたい。

34歳

「35歳まで生理があれば、ほぼ大丈夫」というはるね先生の言葉が心強かったです。共働きだとタイミングを取りづらいので、排卵日を予測すれば効率よく妊活できると思いました。

34歳

排卵日を予測することは、妊活の1つの方法として有効だと感じました。妊活を考え始めたタイミングだったので、今後の生活で悩んだりしたときに考える選択肢が増えました。

34歳

シティリビング東京 2017年3月31日号 掲載