妊活を知ろう
いっしょに学ぼう!
監修:石原 理(いしはら おさむ)
埼玉医科大学 産科婦人科学教室 教授(婦人科・生殖医療担当診療部長)/埼玉医科大学総合医療センター 教授
Contents
妊活には、女性の心がけだけでなく、パートナーの協力が不可欠です。意外と知られていませんが、不妊の原因は男性にある場合も多くあります。
男性不妊の場合は、約9割が精子をうまくつくれない造精機能障害で、ストレスや飲酒、喫煙、肥満、病気や薬が影響して起こることがあります。ストレスは、性欲の減退や精子数減少、精子の運動量低下などを引き起こします。喫煙は、精子の数の減少や質の低下、精子の運動量を下げます。お酒の飲み過ぎは、精子をつくる力を下げてしまいます。
男性も妊活の知識を身につけ、二人三脚で妊活に取り組んでいきましょう。
長時間、下半身を温めない方がベター。精子の数が減ったり、運動量が鈍ったりするおそれがあります。
血行が悪くなり、体に十分な栄養が行き渡らないと、精巣機能に影響を与えるおそれがあります。締めつけ過ぎに気をつけて。
運動は男性ホルモンの生成と関係があるといわれています。肥満予防のためにも、しっかり運動しましょう。
新鮮な精子は運動率が高く、禁欲期間が長くなると劣化し、働きが悪くなるといわれています。新鮮な精子をつくるためには、適度に放出しましょう。
普段の生活で一緒にできる妊活のひとつが運動です。運動で女性は子宮や卵巣の働きが良くなり、男性は精子をつくる能力がアップすることが期待できます。
運動が苦手で「ちょっとハードルが高いな」と思うならば、エレベーターをやめて階段を使う、ひと駅前で降りて歩くなど、毎日ちょっとでも体を動かすことを心がけて。週末に2人でウォーキングするのもおすすめです。
体を動かすことが日常的になれば、三度の食事がおいしく食べられ、夜はぐっすり。生活リズムが整いやすくなり、妊娠しやすい体に近づいていきます。
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