使用目的:尿中の黄体形成ホルモン(LH)の検出(排卵日予測の補助)
この検査薬は、薬剤師から説明を受け、「使用上の注意」をよく読んでお使いください。
黄体形成ホルモン(LH)は女性ホルモンの一種で普段から少量分泌されていますが、排卵の前に分泌量が急激に増加します。このLHの大量分泌をLHサージといい、LHサージから約40時間以内に排卵が起こるといわれています。排卵日予測検査薬は尿中のLHを検出し、LHサージをとらえ排卵日を予測します。
3本のラインだから黄体形成ホルモン(LH)を幅広く検出!
独自技術「トリプルライン検出法」で判定部に現れる3本のラインによって、
低域から高域まで幅広く黄体形成ホルモン(LH)の増加が検出できます。
よりわかりやすく排卵日の予測が可能です。
※正常に操作が行われた場合、リファレンス部に赤紫色のラインが出ます
尿中LH濃度
10mIU/mLのとき1本
30mIU/mLのとき2本
100mIU/mLのとき3本
※10、30、100mIU/mLになるように調製した管理検体を測定した結果
「IU」は、ホルモンなどを表す単位で1mL中にどれくらいのホルモンがあるのかを示します。
検査は朝、昼、夜いつの尿でも検査できますが、
検査開始日から1日1回、毎日ほぼ同じ時間帯に行ってください。
過去に検査をしてLHサージがうまく確認できなかった場合や、
今回検査をしたところ陽性か陰性かの判断に迷う場合などには、
1日2回検査を行うことで、よりLHサージをとらえやすくなります。
排卵が起こるのは次回生理開始の約2週間前といわれています。正しく排卵の有無を確認するために、17日前から使用しましょう。
検査は開始から毎日実施し、前日とラインの本数を比べて排卵日を予測します。ラインの本数が増えていれば、排卵が起こるサインです。
最近の2〜3周期の中で、一番短かった周期を目安にし、次回生理開始予定日を決めましょう。
準備・尿をかける・静置の簡単3ステップ
アルミ袋を検査直前に開封し、テストスティックを取り出します。
キャップをテストスティックの反対側にはめます。
採尿部を下に向け、正面から採尿部全体に尿を5秒以上かけます。
採尿部を下に向けたまま、キャップをかぶせ、平らな場所に置き10分待ちます。
判定部に現れるラインの本数で判定します。
前日と比べてラインの本数が
増加した場合
前日と比べてラインの本数が
増加しなかった場合
ただし、1日目ライン0本、
2日目ライン1本の場合は
増えていても
陰性判定となります。
再検査
リファレンス部にラインが出ていない場合は尿量不足などの操作上のミスが考えられます。再度、検査の手順や注意事項をよく読んで新しい検査薬で検査をやり直してください。
数日間に渡って実行することで、
LHサージの周期パターンを把握することができます。
ラインの増加が確認できた時点で検査を終了して構いませんが、LHサージの周期パターンを知るためにも、
ラインが減るまで検査をすることをおすすめします。
ラインの本数には個人差がありますが、平均的には下記のケースが多く見受けられます。
普段:0〜1本 LHサージの時期:2〜3本
注意点
本品は、妊娠の成立のために排卵日の予測の補助を行う検査薬であり、避妊目的に設計されていません。LHサージから通常排卵がおきるといわれる約40時間を大幅に超えて排卵がおきる場合があること、精子は体内で3日以上生存する可能性があること、検査薬がLHサージをとらえる前に排卵がおきる場合があること、検査結果が陰性であっても、体内では卵子が生存している可能性もあることから、確実に避妊できるものではありません。
生理(月経)周期が不規則な場合は、最近の2〜3周期の中で1番短かった周期を目安にして次回生理(月経)開始予定日を決めてください。 なお、生理(月経)周期が非常に不規則な場合は、重要な疾患が潜んでいる可能性も考えられるため、なるべく早く医師に相談してください。
検査開始日をすでに過ぎていた場合は、次回の周期にあらためて検査開始日を決めて検査してください。
4日目に検査をして陰性であったとしても、3日目に陽性であった可能性があり、排卵日を正確に予測できないおそれがあるため、次回の周期にあらためて検査開始日を決めて検査してください。
本品はLHサージをとらえることで、排卵日を事前に予測するものです。LHサージは短時間に急激におこりますので、1日2回検査を行っていただくと、よりLHサージがとらえやすくなります。
影響しません。ただし、不妊治療のために投与されている薬剤の中には判定に影響するものもありますので、医師にご相談ください。
妊娠しにくい原因は排卵に関する問題だけではありません。また、生理(月経)が順調だから問題がないということでもありません。妊娠しにくい原因は様々ありますが、女性側の原因の多くは治療が可能です。 自分一人で悩まず医師にご相談ください。この検査の結果や基礎体温を測定した結果があれば診断に役立つでしょう。できればパートナーと一緒に相談に行かれることをおすすめします。
排卵日を知る方法として、一般的に基礎体温の測定があげられますが、基礎体温の変化では、体温の上昇をとらえた後に排卵があったことを推定できるので、前もって予測することは困難です。
一方、排卵日予測検査薬は、LHの分泌量の変化を調べることで約1日前に排卵日の予測ができます。排卵日予測検査薬は補助的に排卵を事前に予測し、基礎体温は 排卵を後で確認できますので、特に生理の不規則な方は基礎体温と排卵日予測検査薬を併せて使うことをおすすめします。
初めて陽性になったときから約40時間以内に排卵がおこる可能性が高いと予測され、その時期が最も妊娠しやすい時期といえます。
出てくるラインの濃淡ではなく、薄くてもラインが出た本数で決定してください。ラインが2本、3本の場合、2本目、3本目は薄い場合があります。また、1本のラインだけの場合、薄くて見えにくいことがあります。そのときもラインと確認できれば、1本と判定してください。
できるだけ規定の10分の時点で判定してください。20分以上経っての判定は避けてください。また、規定の時間よりも早く判定しないでください。時間とともに徐々にラインの本数が変わる場合があります。判定時間は厳守してください。
排卵
約1ヵ月に1回、卵巣から卵管へ、卵子が放出される
排卵日予測検査薬 ハイテスターHで排卵の時期を知る
受精
夫婦生活のタイミングをとる
卵管で卵子と精子が出会い、受精卵ができる
着床
受精卵は細胞分裂を繰り返しながら移動し、子宮内膜へもぐりこむ
妊娠検査薬 ハイテスターNで確認
※着床することで妊娠が成立
ハイテスターシリーズは、薬局・ドラッグストアなどでお求めいただけます。
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